奇跡と戦争の爪あと glass of jeaul


この平原で起きた、この平原が刻んでいる戦争の歴史。

ラオスには、カンボジアを代表とされるマイン、それと同型のものがその国土に多数眠り、人々苦しめている、事実がある。

その中に世界遺産がある。今は、ツーリストが入れるところは完全に除去されているものの、入り口には物々しく

マイン注意

と書かれている看板がユネスコの看板よりも大きく出て示されている。
ジャール平原。この場所は、その大地に無数の石をくり貫いて作った、巨大な壺様のものが転がっている。
それは、人類が誕生し、狩猟生活から農耕生活に移った時代に作られたものではないかといわれている。
ただ、その実態の解明には至っていない。

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なぜか?
ツアーガイドに尋ねてみたところ、発掘調査が進まないそうだ。
旧大戦時、各国はさまざまなところに地雷を仕掛けた。また、国内紛争時にも仕掛け、そのポイントの地図を作成しなかった。
また、アメリカ軍などは、今では主流の空爆をそのころから積極投入し、ゲリラの一掃を図っていた。
ただし、その際投下された爆弾の精度が低く、不発弾となって残っている。
下手に発掘調査をすれば、負の遺産によって、犠牲者が増える。

だから、このジャール平原は、誰がどうやって作ったか等の詳しいところは分かっていない。

また、この大地を歩くと、意味が不明な壺とともに、クレーターの跡も目に付く。
つまり、この平原の状態は、人間が封印してしまっている。
ユネスコが世界遺産登録しているのは、この地の歴史を物語る壺の存在であるが、僕には、この負の遺産のほうでは無いかと思う。
戦争の歴史を見つめなおす、個人が口にするのは簡単だけど、実際行動で起こせない。
世界を旅して、世界の歴史観が変わった。
世界は、宗教と戦争とで歴史が作られている。

学校の世界史で習うのは、戦争の英雄、宗教上の偉人、あと国家の利権に絡んだ世界の発明家。近代になり、世界的な芸術家、哲学家などの登場。
こういっては身もふたも無いけど、旅をして建物を見るたびに、そのときの権力者の新興宗教とその衰退、謀略により破壊される。この繰り返し。

ただし、人間は、その欲望から逃れることができないと思う。
食欲、性欲、出世欲。これは、誰もが持っているし、本能だろう。理性とは、とかんがえる。

旅は、一人の時間が多い分、自己を見つめなおすいい時間だ。反省もできるしね。
そんなことを思いつつ、ラオスの平原の風に吹かれていました。

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そうそう、この町から首都ビエンチャンに行く途中のバス(つらかった)12時間の夜行バス、リクライニング無しの風ビュービューの寒―いバスの中で風邪を引き、しかも、その翌日にハノイに移動して、完全に体が壊れてしまいました。
ハノイに着いた日、トイレから動けないくらいの状態になってしまった。
幸い暑い国だから、勝手に汗は出る。丸一日一日寝込んだら直った。
しかし、寝込んでた日が誕生日。

その前日にこんなことしてたのに。

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24歳になった日は、非常に体調の悪いさびしい誕生日でした。
翌日、周りの日本の人が回復祝い兼誕生祝いを開いてくれたときは、看病してくれた子の思いやりや人間の温かさに感謝せずにはいられなかった。

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この記事へのコメント

akiko
2008年01月26日 20:46
そっか。大変な誕生日やったんやなあ。でも看病してくれる人やお祝いしてくれる人がいて良かった。人と良い関係を築けるって良いことだよね。
山桜
2008年01月26日 21:55
人は支えがないと~
思いやりや温かさを感じ得たいい誕生日になったね。
旅の恥はかき捨て~にはしないでね。
拓也
2008年01月27日 09:13
人の歴史…。それは光と陰…。
やっぱり、どうしても戦争というのは、人の歴史の中で見なければならないものなんやね…。
世界中のどこに行っても戦争の跡がある。人間の歴史は戦争そのもやな。いつか、約60年前の世界大戦も歴史の1つでしかなくなるのだろうか…?
TAKE A CHANCE
2008年02月02日 19:53
「世界は、宗教と戦争とで歴史が作られている」

最近、同じこと考えてましたよ。
そうだなぁって。

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    Excerpt: 花粉の時期がやってきますね。気になる季節でも安心の健康食品。 Weblog: 鼻炎 racked: 2008-01-27 11:22