初めて聞いた世界遺産 ミーソン聖域


2007年9月初旬のある日、朝5時に起きベトナムの夜明け前に僕は、ひとつの遺跡に向かうバスに乗り込みました。
眠い目をこすりながら、ダブルルームをシェアしている東京の大学4年生を起こし、二人で宿を出て、予約していたツアーバスに乗り込んだのです。
朝が早いため、ご飯なんぞ食う時間なんぞ当然無く。
ただ、朝食は食べたいので昨日買っておいて、一日かけて完熟にしたマンゴーを朝食にして、ベトナムの森林を走るバスの中から朝日を見ながら、目的地に向かいました。
ベトナム特産、マンゴー
甘く、甘く、甘い。これが1個20円。5個2キロ100円。なんとも贅沢な朝ごはんだ。

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ところで、ベトナム中部にある世界遺産って、ご存知ですか?僕は、まったく知りませんでした。
おそらく、こんな世界遺産は、ベトナムの数多ある世界遺産の中でもクローズアップされないし、見に来る人も少ない。
かつ、何の遺産なのかもしらない。僕自身、ホイアンに来て初めて知ったくらいマイナーです。知っている人は、よっぽどの世界遺産マニアか東南アジア史に詳しい人でしょう。

この遺跡は、ベトナムのちょうど中央位に位置した、中世時代の仏教遺跡。
僕が、この旅で訪れているタイのアユタヤ朝と同時期に存在していた、ベトナムの古代王朝の遺跡です。
当然、この地域は、その時代、小乗仏教が主流でした。この遺跡は、その当時の仏教徒にとって、聖地のひとつだったのです。
皆さん、言わずもがなしっている、東南アジアの仏教、ゾロアスター教の聖地といえば、カンボジアのアンコールワット。
当時のベトナムの国民は、アンコールワットよりもこのミーソン聖域を信仰していました。しかし、次第にその信仰も薄れ、今では廃墟の寺院が点在しているに過ぎません。
おそらく、何も知らずに来れば、東南アジアのどこでも見かけることができる、仏教遺跡に過ぎないでしょう。
そして、この遺跡に完全な形の仏像は、ほとんど残っていません。それは、異教徒からの侵略と数あるゲリラの住処として使われてきたためです。

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だから、この遺跡の仏像は、一様に首なしのものばかりです。立派な神殿であったところも、いまや、鉄骨で外部から支えないと支えられないくらい崩れている。
ただ、この場所は、森の奥地にあり、長らく占拠されていたため、周りに住民等も住み着くことができなかったので、今は、この聖地のみが完全な形で保存されることになった。
多くの遺産は、その周辺に人が住み電線が張られ、夜も煌煌としていることが多いけど、ここは、それが一切無い。
まさしく、遺跡が森の中に浮いている感じで、その光景は幻想的でした。

また、遺産保護に力をいれているので、遺跡に行くのに専用ジープを使わなければ入ることができない。この試みいつまで続くか分からないけど、ぜひ続けてもらいたい。
確かに、不便だし、観光効率も上がらないだろうけど、保護としては最高でしょう。

ベトナムという国を観光していて、町はにぎやかなイメージも歩けど、その多くの国土は、静かな田舎が多い。
たった13日間で感じただけの国民性だけど、良いといえそうだ。
たしかに、ボラれることも度々あったし、口げんかになりそうなこともないとはいえないけど、皆陽気で純粋だ。回りくどいことは、無かった。
まぁ、話し込むと純粋で好奇心旺盛な人柄は、疲れること多かったかな。

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この記事へのコメント

山桜
2008年02月02日 20:30
遺跡を見ると傷跡がそのまま残っているので歴史の愚かさを感じます。
木造だと燃え無くなって目で感じ得ないのでアンコールワットの遺跡を見たときの衝撃が今だにあります。 
その歴史の積み重ねの上に成り立っていて暮らせていることは本当に感謝だね。
拓也
2008年03月07日 14:51
ベトナムには、いろいろな遺跡があるねんなo(^-^)o 知らない歴史があつて、それに伴う遺跡もある。その遺跡を見るから歴史を知ることが出来るねんなぁ(^O^)
奥深いわぁ

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